会社名 | 有限会社前畑鉄工所 |
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所在地 | 鳥取県東伯郡 |
業種 | 鉄骨建設業 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 13人 |
特色 | 大正13年に創業した地域密着型の鉄骨建設業者。鳥取県・島根県の地元ゼネコンを中心に、鉄骨工事の設計から建方まで一元提供している。国土交通大臣認定工場「Mグレード」 |
■購入設備 バンドソー切断機/HK1000CNC
■補助金額 1,000万円
■事業の方向性
お客様から大型バンドソー切断機の導入にあたり、ものづくり補助金を活用したいというご依頼をいただきました。私たちは、当初の目的であった幅600mm以上のH形鋼における切断作業の内製化に加え、1次加工ラインの機械配置が非効率となっていることに着目し、最適なレイアウトへの変更をご提案いたしました。
■取組内容と効果
①鋼材幅1,000㍉対応の大型バンドソー切断機を導入しました。当該機会は中間ガイドブランケットを搭載しており、鋸刃の保持力に優れ高精度な切断を実現しました。
②材料入荷から穴あけ、切断、開先加工がスムーズに移動できるよう1次加工ラインのレイアウトを変更しました。これにより、鋼材のハンドリング距離を従来比の半分にしました。
■コンサルから一言
鉄骨建設業では、生産規模に応じて最適な1次加工ラインを構築する必要がありますが、旧レイアウトのまま生産規模を拡大しているケースも見受けられます。旧機械を撤去して新機械を導入するときは、工場のレイアウトを見直すチャンスですので、是非ご検討ください。
■購入設備 柱大組立溶接ロボット/AY700
■補助金額 1,000万円
■事業の方向性
鉄骨建設業では、製品の大型化が進んでいます。これまで溶接工が手作業で溶接していましたが、溶接パス及び溶接距離が増えたことで安定した溶接品質の確保が困難になったため、外注委託するケースが増えていました。そこで、組立・溶接工程の生産プロセスを人からロボットへ転換する革新的な取り組みを行いました。
■取組内容と効果
幅800mm、板厚4mm、重量10tまで対応可能な柱大組立溶接ロボットを導入しました。当該ロボットは、各種センサーの活用により安定した溶接品質を確保できる他、長時間無監視自動運転を実現する様々な機能が搭載されており、夜間や休日の無人運転ができるようになりました。
■コンサルから一言
ものづくり補助金において、ロボットの導入は採択されやすい事業計画の1つです。日本は労働人口の減少が確実であり、中小企業においてもロボット活用が命題となりそうです。