会社名 | 中川鋼管株式会社 |
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所在地 | 本社:大阪府 営業所:愛知県 |
業種 | 建築材料、鉱物・金属材料等卸売業 |
資本金 | 10,000千円 |
従業員数 | 35人 |
特色 | 1950年10月に設立された、建築用鋼管の卸売販売を行う鋼材問屋である。合計4棟約10,000㎡の倉庫を活用して、豊富な品揃え・スピーディで正確な納品により、顧客のニーズに応えている。 |
■購入設備 穴あけ加工機、バンドソー切断機
■補助金額 10,000千円
■補助金活用の背景
東日本大震災の復興需要、機動的な公共事業投資、東京五輪開催等の影響で、顧客である建築業者は常に繁忙状態にあった。このため、穴あけ・開先・寸法切断等の加工を施した鉄骨部品を短納期で納入してほしいという要求が強まっていた。
■取組内容
穴あけ加工機を新設し、従来外注していた穴あけ加工を内製化した。また、バンドソー切断機を増設し、切断能力を増強させた。
効果 鉄骨部品の加工体制が強化され、標準納期を5日から3日に短縮することができた。
■購入設備 生産管理システム
■補助金額 10,000千円
■補助金活用の背景
東日本大震災以降、耐震構造化に伴う検査体制の強化が図られており、建築業者からより正確なミルシート(鋼材の材質証明)の提出要求が強まっていた。
■取組内容
生産管理システムを構築した。具体的には、入荷した鋼材や鋼材を切断した際に残る端材を、入荷伝票番号、ミルシート、出荷伝票番号などと紐づけ管理し、出荷時にミルシートが自動作成されるようにした。
■効果
業界に先駆けて、完全なトレサビリティとミルシートの発行による品質の見える化を実現し、製品の信頼性を一層高めることができた。
■購入設備 ドリル穴あけ・丸鋸切断複合機
■補助金額 10,000千円
■補助金活用の背景
建築業者から、パイプ鋼材について、ボルトによる締結のための穴あけ加工まで行ったものを納入してほしいとの依頼が増えていた。
■取組内容
ドリル穴あけ・丸鋸切断複合機を導入した。加えて、担当者に研修を受講させ、知識・技術を身に着けさせた。これらにより、パイプ鋼材の穴あけ加工能力を獲得した。
■効果
建築業者の「自社での工期を短縮し、作業性を向上させたい」というニーズに応えることが可能になった。近隣の同業他社で穴あけ機を保有してパイプ鋼材に自社で穴あけを行っている企業は見られず、今後、他社に流れているパイプ鋼材の注文も取り込むことが期待できる。